経過
2時間:19.6km 12:00
順調。みんな元気。風が強くたまにパラパラっと雨。それでもシングレットでゴリゴリ走る。
順位的には下から数えた方がはやい。落ち着いた序盤。
4時間:40.0km 14:00
計算通りのペース。順調、順調。天候引き続き不安定。テントが吹っ飛ばされそうで怖い。
6時間:59.2km 16:00
ちょっと遅れたけど、まだ余裕。やや寒くなってきて、薄手のジャケット着てたかも。
疲れて落ちてくる選手を拾っていく楽しみ。
8時間:? 18:00
記録なし。覚えてない。そこまで遅れてなかったはず。78、79kmぐらいかなと。
日が暮れ始めて、いよいよ夜パートが始まるのだなという興奮。
不安定だった天候が安定してくる。結局、朝まで安定。
10時間:96.0km 20:00
確か、そのくらい。もう完全に夜。ちょっと疲れてきた。
トラックぐるぐるだと同じ箇所に負担がかかる。
右膝がやや不安。
腰も不安だったので、ロキソニンを貼った。しかし、焦ってたし、貼り方間違えてたみたいで、上手くはれず。スプレータイプの方が良いというのが今回の気づき。
普通のレース形式だったら、ドロップバッグに入れておこう。
12時間:? 22:00
半分。ここで起死回生のカップラーメンを投入。
主催者チームは寝ているのか、記録版の更新なし。
まだ活力はあったけど、キロ6へのこだわりは薄くなってきた。
睡眠組が抜けて、トラックは静寂さが濃くなってくる。
順位は3位に上がり、2強との差が広がらなくなってきた。
14時間:132.0km 24:00
これは正確な数字。かなり順調だったと言えよう。残り10時間で70km走れば200kmなんだから。
先日の70km走の半分で良いペース。
寒さが鋭くなってきたので、ダウン、グローブ、目出し帽を装着し完全防備。
16時間:? 2:00
二日目突入。多分150kmぐらい。増してくるヘロヘロ感。眠気の方は大丈夫。
19時間:168.4km 5:00
ぼんやり明るくなってきた。残り5時間で30km。
およそ8分ペースでいける。
とはいえ、相当消耗しペースはキロ7ぐらいまで落ちてきている。
2強は落ちてきているとはいえ、強い。
差がどんどん広がっていく。
夜寝ていた4位の方が起床。
寝て回復しただけあってすごいペースで走っている。
20キロほど差があったとはいえ、まだ5時間ある。
200キロと3位死守に向けて全く気の抜けない展開。
20時間: 174.8km 6:00
眠気と疲労がとうとう限界を迎えたのかこの1時間たった6.4km。
ぎりぎり走っているけど、歩くようなペース。
あと4時間で25km。
このペースでいけば、なんとか200km。
という計算をしながら。
夜が明けたら現地になるかも!という淡い期待は裏切られた。
幸運にも4位の方のペースがガクッと落ちて3位は死守できそう。
睡眠組が戦場に戻ってきた。
みんな元気いっぱい。
徹夜組を圧倒する。
21時間: 180.4km 7:00
この1時間5.6km。
あと3時間で20km。
このペースだと到達不可能に。。。
腰と左股関節が痛くてペースを上げることはできない。
万事休す。
眠いし、痛いしで完全に集中力が切れる。
あんなに近づいたのに遠くなっていく。
22、23時間:大体4kmずつ 188km
完全にゾンビ化した。誰よりも遅いペースで歩く。
目標下方修正してなんとか190kmを目指して。
2強は変わらず走り続ける。凄すぎ。
24時間:191.6km 10:00
フィニッシュ!最後の1km20分以上かかってしまった。
3位は死守。それが救い。
・反省&完走
160kmぐらいまでは想定通り。
絶対にキロ6ペースで最後まではいけないと思っていたので。
そこからの落ち込みの角度が想定以上だった。
特に残り4時間。
この4時間をキロ10ペースでいければ達成できてたわけで。
キロ10といえば歩くペース。
それ以上に落ち込むとは思ってなかった。
UTMFの経験を過信し過ぎていた気がする。
この落ち方は完全に失敗。こんなに歩いてしまったのは久しぶり。
2009の野辺山とか2010の御嶽以来。
初めての距離(時間)の難しさを痛感。
腰はもとからの弱点だったけど、左股関節はトラック回りということで、同じ箇所に負担がかかって発生したのかも。
次の日にはふつうに歩けるようにはなった。
5日後は、腰&股関節は大丈夫だけど、左足の甲がやや痛い。
これが、200kmレースだったら、あと数時間あってもゴールできてたかどうか。
自身最長距離となったこの貴重な経験を生かすべき。
今思うことは200km越え挑戦したいし、48時間もやってみたいしで、きつかったけど楽しいレースだった。
こんな状況でも開催して頂いた主催者には心の底から感謝。