ys3666のブログ

健全な精神は健全な身体にあれかし

UTMB その6 レース後半

 

・Courmayeur(80.0km)~Champex-Lac(125.9km)

すばやくシャツを替えて、補給をセットして出発。

アスファルトの登り。

走れそうではあったけど、まだ先は長いので抑えめにじっくり。

トレイルに入って、2000mぐらいまで登るとものすごい景色が。

そんな景色を楽しみつつ、やや下って1813m、97.3km地点のArnouvazに到着。

 

Champex-Lacに友人が応援しに来てくれることになっており、夜頃到着見込みと伝えてあったのだけど、予想より早く到着しそう とWhatsappで連絡。

ここまでは万事順調。

 

しかし、ここからがなかなかきつかった。

曇りから晴れになり、暑くなってきたし、エグめの登り。

登りはけっこう頑張れて多分順位が一番良くなりイケイケのところだったけど、そのあとの下り、街を一つ越えてさらに登りがあり、思った以上に疲労困憊でChampex-Lac(125.9km)に到着。友人一家の激励をうける。

 

「あと山は3つあって、2つはまあまあ、1つは大したことないから頑張れ!」

と。

なかなか疲労がたまってきたなーと感じつつも、それでも素早く出発。

いよいよクライマックス

 

Champex-Lac(125.9km)~ゴール

平坦ではかなりのノロノロ走行、競争力のある登りでは抜かれる場面もあり、苦手の下りでは抜かれまくる という苦しい状況に。

テクニカルな下り、どんどん番号が大きい人たちに抜かれてメンタル的にもきつかった。

エイドでもスープを飲んだりしてテキパキさを失う。

それでも、どうにか2つ山を越えて最後のエイドに到着。

 

最後のひと頑張り。

なんだけど、夜も12時近くになり睡魔が。

エイドを出発してすぐに、これでは最後の山を越えれないだろうという気がして

小屋の裏でちょっと睡眠。

 

なんとなく回復した感があり、戦線復帰。

苦戦は続くも、もう本当にあと少し。

登りきって、あとは単調な下り。

ここでもスピードは上がらずで悔しい思いをしつつ、ついにシャモニーの街へ。

用意していた国旗をストックに装着しながら走る。

 

そしてam2:37。

人が少ししかいなくて寂しさ満載だったけど、国旗を振りながらフィニッシュ!

長いようで短かかった、苦しいようで楽しかった171KMの冒険旅行終わりました。

 

 

ということで、2週間経ちざっと振り返ってみました。

トレラン始めた頃からずーと走りたいと思っていたレースであったわけですが、期待に違わぬ経験ができました。

もうこれを超える経験は、走ること以外を含めてもないのではないかと。

 

世界の猛者達と競えたこと

息をのむ絶景のなか走れたこと

たくさんの方々に応援して頂いたこと

バモスとアレー浴びれまくれたこと

冒険旅行感味わえたこと

ハプニングなくゴールできたこと

 

唯一悔しかったのは、やっぱり終盤の下りで抜かれまくったこと。

致命的な弱点。あんなに近づいたのに遠くなっていく。。なんとかしたい

 

とはいえ本当に最高でした!

Viva la Vida!人生万歳

 

新たな目標Western Statesは地味めになるかと思うけど、チャームポイントは絶対にあるので、出場権を得るまでの過程を楽しみつつぼちぼち頑張っていこう!

と思います。

 

では、AU revoir!!